失敗・修正

失敗・他院修正

豊胸手術を受けるからには、もしもの知識も身につけておきましょう。

ここでは、豊胸手術にはどんな失敗があるのか? その原因は何なのか? 回避策としてどんなことができるのか? などの豊胸手術の失敗に関する質問にお答えしています。

豊胸手術で失敗したくない方、必見です。

シリコンバッグ豊胸の失敗とは?

触ったときに硬さを感じる「カプセル拘縮」や「石灰化」、バストの形に異常をきたす「リップリング」・「バッグ破損」などの失敗があります。

大橋ドクターの解説

拘縮が起きる

原因:バッグが挿入されると体は、外から入ってきた異物に拒否反応を示します。このとき、自己組織と異物(=バッグ)とを隔てる膜(被膜)が形成されるのですが、この膜が厚くなって、中のバッグを締め付けてしまうと拘縮が起こります。バッグ挿入時の出血量が多く、炎症や感染症を起こしたケースでよく見られる症状です。

回避策:超音波トリートメント、マッサージ、内服薬などの対策をとっているクリニックが多いようです。

治療法:拘縮は、今入っているバッグを除去することでしか改善ができません。バッグの入れ替えか除去、もしくは脂肪注入豊胸への置き換えで対応する方が多いです。

石灰化が起きる

原因:バッグ挿入時に形成された膜(被膜)の周りでは、日々小さな炎症が起こり続けています。長年この状態が続くと、その周りに体内のカルシウムが沈着します。これが石灰化です。10年以上同じバッグをバストに挿入しているケースでよく見られます。

回避策:一度挿入したバッグの経年劣化は避けられないので、医療機関で定期的なチェックを怠らないようにしてください。異変が見られた場合は、ひどくなる前にバッグの除去や入れ替えなどの対策を取ることが重要です。バッグのメンテナンスは、多くの美容外科で対応できます。

治療法:石灰化したバストを元の状態に戻すには、バッグの除去が必要です。長い間バッグをそのままにしておくと、その分多くのカルシウムが沈着してしまい、除去が困難になります。早めに治療を受けることが大切です。

バッグが破損する

原因:どんなに高品質のバッグであっても、人工物ということには変わりありません。耐久性には限界があり、いずれ破損するケースがほとんどです。特に拘縮を起こしている場合には、バッグが被膜(バッグと自己組織とを隔てている膜)に締め付けられてしまうため、破損のリスクが高くなります。

回避策:人工物であるバッグを用いるかぎり経年劣化は避けられませんが、こまめにバッグの入れ替えを行うこと、中身が漏れ出しにくいバッグ(B-Lite など)を使うことで破損によるサイズダウンや炎症を防ぐことが可能です。

治療法:破損したバッグは取り出すしかありません。特に、炎症が起きてバストが腫れ上がっているケースでは早めの対応が必要です。少しでも違和感を覚えた場合には、クリニックに相談しましょう。

リップリングが起きる

原因:縁がよれた状態のバッグをバストに挿入すると、いずれ中で折れ曲がってしまいます。もともとバストの脂肪量が少ない痩せ型の方は、バッグをおさめるスペースが狭いため、縁がよれやすいです。乳房内で動きやすい生理食塩水バッグや、スムースタイプのバッグも、時間とともに折れ曲がってしまうことがあります。

回避策:リップリングを防ぐには、体のサイズに合った大きさのバッグや乳房内で動きづらいバッグ(テクスチャードタイプ)を選ぶと良いでしょう。

治療法:一度折れ曲がったバッグは、元の状態に戻すことが難しいため、入れ替えか除去を行います。バッグを入れ替える際には、自分の胸のサイズに適した動きにくいバッグを選択しましょう。

ダブルバブルになる

原因:挿入するバッグのサイズが大きすぎる場合や、バッグの挿入位置・剥離箇所を誤っている場合に、乳房下に二重の縁ができます。日本人の場合、欧米人よりももともとのバストサイズが小さいため、バッグの大きさを慎重に選択しなければ、このような仕上がりになってしまうでしょう。

回避策:ダブルバブルを防ぐには、体のサイズに合った大きさのバッグを選んだり、バッグの挿入位置と剥離箇所に関する正しい知識を持ったドクターに手術を任せたりするのが良いでしょう。

治療法:乳房下を誤って剥離してしまったケースでは、バッグを除去してもバストが元の状態に戻らないことがあります。こうした場合には脂肪注入で形を整えるのが有効です。

皮膚が壊死する

原因:バッグの圧力で血流が滞ってしまうことが原因だと考えられています。その他にも、手術が不衛生な環境で行われたり、バッグに細菌やカビが付着していたりした場合、感染症が起きて、皮膚が壊死してしまうことがあります。

回避策:衛生管理が原因のこうした失敗は、最近ではほとんど見かけなくなりました。強いて言えば、脇下ではなく、乳房下からバッグの挿入を行うと、より衛生的と言えます。ただし傷跡は目立ちやすくなるので、その点だけご注意ください。

治療法:本来であれば、皮膚が壊死する前の感染症の段階で、バッグの除去や乳房内の洗浄をすることが大切です。もし広範囲で皮膚壊死が起きてしまった場合には、壊死組織の切除・皮膚の移植などで対応します。

バッグと被膜が癒着する

原因:詳しい原因は解明されていません。

回避策:原因がわからない以上、シリコンバッグを挿入しないことが唯一の予防策になります。

治療法:癒着が起きてしまった場合は、できるだけ被膜を傷つけないようにバッグを除去します。手早く手術を行うことで、ダメージを最小限に抑えることも大切です。

シリコンバッグ豊胸の失敗修正

いずれの場合も、シリコンバッグ豊胸に失敗した際は、バッグの取り出しが必要になります。中には「まだ大丈夫…」と経過をみていらっしゃる方もいるかもしれませんが、ぜひ早めに対応してください。バッグの挿入から時間が経ってしまうと、美容外科では対応できないことがあります。

ヒアルロン酸豊胸の失敗とは?

ゴロッとしたかたまりを感じる「しこり」や、想像と手触りが違う「硬さ」などの失敗があります。

大橋ドクターの解説

ヒアルロン酸のしこりができる

原因:ヒアルロン酸をバストに注入すると、体は外部から入ってきた異物に拒否反応を示します。このとき、自己組織と異物とを隔てる膜(被膜)が形成されるのですが、これが分厚くなってしまった場合に、しこりができます。ヒアルロン酸は本来、体に自然に吸収される素材なのですが、分厚い被膜に覆われてしまうと、吸収されないままバストに残ってしまうのです。200㏄を超える量のヒアルロン酸を注入した場合、ヒアルロン酸が合わない体質のだと、分厚い被膜を作りやすいと考えられています。

※ヒアルロン酸が体質的に合うかどうかは、実際に注入してみるまでわかりません。

回避策:ヒアルロン酸豊胸のしこりは体質にもよるため、「これで安心」という回避策はありませんが、適切な注入量を守ることである程度は回避できます。

治療法:ヒアルロン酸はヒアルロニダーゼという酵素で溶解することができます。これでしこりを溶かしてから、注射器などで吸い出します。

想像以上に硬い触感になる

原因:豊胸で注入するヒアルロン酸は顔に注入するヒアルロン酸とは別物です。粒子が荒く、効果が長持ちしますが、その分とても硬いのが特徴です。この硬さを執刀医は事前に把握しているのですが、患者様にはなかなか伝わりづらいものです。「硬いですよ」と言われて、承諾した上で手術を行って「柔らかくないとは思っていたけど、ここまで硬いとは思わなかった」と除去を希望される方が少なくありません。

回避策:大切なのは、ヒアルロン酸に関する知識を事前に十分得ておくことです。また、主治医に「ヒアルロン酸の硬さを身近な物にたとえるなら、どのぐらい硬さですか?」などと質問するのも有効でしょう。ドクターとの仕上がりイメージのギャップを少なくすることができると思います。

治療法:自然に吸収されるのを待つのが一番ですが、どうしても硬さが気になる場合には除去することも可能です。ヒアルロニダーゼで溶解し、注射器で吸い出します。

ヒアルロン酸豊胸の失敗修正

日本では手軽な豊胸術として知られているヒアルロン酸豊胸ですが、「体質的に合わずしこりになってしまう」というケースもあり、その安全な注入方法は未だに解明されていません。こうした背景から、海外では充填材を用いた豊胸術全般が抑止傾向にあります。

脂肪注入豊胸の失敗とは?

触ったときにゴロゴロとしたかたまりを感じる「しこり」などの失敗があります。

大橋ドクターの解説

脂肪のしこりができる

原因:定着せず、壊死してしまった脂肪のかたまりがしこりになります。

回避策:脂肪をよく定着させるために、かたまりで注入しないこと・適量を守ること・質の良い脂肪(コンデンスリッチファットなど)を用いること”が大切です。この3点を守れば、しこりができるリスクを最小限に抑えることができます。

治療法:しこりの内部が壊死した脂肪のオイル(液体)であれば、注射器でこれを吸い出して治療します。しこりの内部が壊死した脂肪組織(個体)であれば、ベイザー脂肪吸引でしこりを崩しながら除去します。石灰化が強く、硬くなってしまったしこりは、乳輪周りを切開し取り出します。

脂肪注入豊胸の失敗修正

正しく行えば自然で大きなバストが手に入る脂肪注入豊胸ですが、間違った方法で行えば注入した脂肪のほとんどがしこりになってしまうケースもあります。施術を希望する方は、技術を信用できるドクターに依頼してください。信用に足るドクターを選ぶ目安は、脂肪注入豊胸の症例数(少なくとも年間100例以上)と、他院の失敗修正の実績の有無とお考えください。

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ドクターカウンセリングでは、豊胸によってどのような変化を望んでいらっしゃるかを伺い、
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※当施術は薬事認定可であり、自由診療となります。